人工授精の手順
基礎体温表、頚管粘液検査、超音波検査などから排卵日を推定し、排卵直前にあたる日を実施日と決め、人工授精当日はできるだけ夫婦で来院します。また排卵までの間に人によっては排卵誘発剤を利用する場合があり、来院前4〜5日は禁欲です。
夫はマスターベーションで採精し採精した精液はすぐに数、奇形率を測定し、もっとも適した方法で洗浄濃縮し、精子を洗浄濃縮し授精能力を高めるため培養します。授精準備には約1時間から2時間かかります。
妻は内診台(あるいは専用の台)に上向きに横たわり、処置しやすいように脚を大きく横に広げます。授精は子宮口を越えた子宮の中心よりやや奥に行われます。腟鏡で腟を伸ばし、洗浄濃縮した精液を人工授精針のついた注射器で子宮腔内に静かに注入します。
通常は痛みもなく、約1分で終了します。授精後は15分ほど骨盤を高くして安静にしますが、ただちに歩行してもかまわなく少量の出血をすることがありますが、機械操作の刺激などによるものですから心配はいりません。
ただし、量が多かったり、高熱が出たり、下腹部痛のあるようなときは医師にその旨を伝えます。人工授精後は感染予防のため1〜2日分の抗生剤が投与されます。黄体機能不全の治療が必要な人は医師の指示に従います。
帰宅後は食事も普通とおりの生活を行ってかまいませんが、入浴に関しては当日だけはシャワーだけにします。そのあとはこれまで同様に基礎体温をつけ、基礎体温が高温になり3週間ほど続けば妊娠は確実です。