スポンサードリンク

Top >  体外受精 >  体外受精の手順

体外受精の手順

妊娠率を高めるためには、良質な卵が多数必要になります。そのため、排卵誘発剤HMG(下垂体性性腺刺激ホルモン)を注射し多くの卵胞を発育させます。卵胞の発育は超音波による診断や血中のホルモン(エストラジオール・E2)の測定によって、その数と成熟度を推定します。

その後、HCG(胎盤性性腺刺激ホルモン)を注射し採卵を待ちます。最近ではHMG投与の前にスプレキュアーという点鼻薬を併用します。これによってさらに良質な卵が採れるようになりました。採卵法にはいろいろありますが、通常経膣採卵法によって行います。

外来で卵胞の大きさを診るときに使う経膣超音波を使いながら、膣から採卵針を差し込んで卵胞液とともに卵子を吸引します。採卵前に軽く麻酔をかけますので痛みはほとんどなく、採卵時間も30分以内で終わります。

また、採卵の当日、夫は病院でマスターベーションによって精子を採取します。採取した卵子は数時間培養して成熟させ、精子は培養液で処理し、良好精子だけを選別します。その後卵子と精子を一緒に混ぜて受精させます。採卵の翌日受精が成立したかどうか判定し、受精が成立しない場合、移植は中止になります。

受精に成功し発育した受精卵は、受精後36〜42時間後に子宮に戻します。これを胚移植と言います。胚移植は人工授精と同じ要領で行い、数分で終了し、痛みがほとんどない為麻酔も必要ありません。移植は良好な受精卵を3〜4個移植すると妊娠率が高いとされています。

胚移植後は数時間横になって安静にします。胚移植後、しっかり着床するまでに3〜4日かかりますので、その間心身ともにゆったりと過ごしましょう。夫婦生活は妊娠の成否が判るまでやめておき、スポーツは控えましょう。仕事は激しい肉体労働以外、通常通りでかまわないということです。

胚移植後、着床を助けるために黄体ホルモン(プロゲステロン)や、HCG(胎盤性性腺刺激ホルモン)を注射します。注射によって卵巣が過剰に反応し腫大する状態(卵巣過剰刺激症候群)が発生することがあり、下腹部膨満感、尿量の減少などがあります。胚移植後約2週間で妊娠の成否を確認します(尿の妊娠反応)。人によっては採卵翌日から黄体ホルモンを10日間服用したり、胚移植時並びに胚移植の3
日後と6日後にHCGの注射を追加したりします。

スポンサードリンク

体外受精

関連エントリー

体外受精について 体外授精の適用される場合 体外受精の手順 体外授精の精子の凍結保存 体外受精による受精卵凍結 体外受精の妊娠の確率 体外受精の長所と短所


スポンサードリンク