体外授精の適用される場合
体外受精を受ける前に、不妊の原因はどこにあるのか系統的に検査をし、それに基づいて治療を受けることが大切です。そして、どうしても妊娠できない場合には体外受精法を行いましょう。
しかし、女性の年齢とともに起こってくる卵子の老化と数の減少はどうしても避けられない障害になります。この意味から、他の方法で妊娠することが難しいと判断された場合は、30才代前半には体外受精法を開始し、少なくとも3〜4回行うことができれば、かなり優秀な成果が挙げられると考えます。
つまり30才以降の女性で3〜4年通常の治療を受けても妊娠できない場合は、体外受精法を受ける決心をした方が良いのです。今まで人工授精を受けている夫婦は、10回くらいつまり約1年間人工授精を繰り返しても妊娠できない場合、体外受精を考えた方が望ましいでしょう。
卵管が原因と考えられる夫婦は、卵管を開通する手術を行いますが、それでもうまく行かないときはやはり体外受精に切り換えます。子宮内膜症などで、腹腔内癒着が考えられる場合も同様です。また、原因不明の不妊症に対しても、なるべく早期に切り換えた方がよいと思います。
勿論、体外受精に切り換えるかどうかは、ご夫婦の経済力、家庭環境、人生観、倫理観などによって左右されることです。主に体外受精は、卵管性不妊、精子減少症、免疫性不妊、未破裂黄体化卵胞、原因不明不妊などの場合に適応しています。