顕微受精の長所と短所
現在までに顕微受精で行う細胞質内精子注入法であるICSI法により1万人以上の赤ちゃんが生まれていると推測されます。1996年5月に発表されたコーネル大学のデータでは、同大学のICSIによる出生児177名のうち大きな先天性奇形は1例(0.6%)、小さな先天性奇形は2例(1.2%)で、これは通常妊娠における大きな先天性奇形率3.6%、小さな先天性奇形率2.8%に比べて低い値になっています。
他の施設からも、顕微授精により先天性奇形の発生率は上がらないと報告されています。また、顕微鏡受精は体外受精と同様に、排卵誘発が引き起こす卵巣過剰刺激症候群になる場合があります。
この場合は排卵誘発を中止しなればならなく、妊娠の成立により、症状が悪化することもあります。流産などで妊娠が中断してしまうと症状が軽減されます。水分を如何にコントロールするかが重要になります。